消費者庁は、景品表示法順守のため事業者に対して「事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針」における「第4.事業者が講ずべき表示等の管理上の措置の内容/1.景品表示法の考え方の周知・啓発」に記されている「事業者は、不当表示等の防止のため、景品表示法の考え方について、表示等に関係している自社の役員及び従業員にその職務に応じた周知・啓発を行うこと」と示しています。
JOGAは、この指針に沿い会員企業の景品表示法順守を促進するため、消費者庁に在籍されていた池田・染谷法律事務所の染谷隆明弁護士に景品表示法に関するセミナーを毎年お願いしており、今年も会員企業を対象にオンライン上でゲームビジネスにおける景品表示法の基礎解説セミナーを開催しました。
■セミナーテーマ
「景品表示法の最新動向と管理上の措置」
■プログラム:
1 景品表示法の執行状況・執行データ分析・最近の改正動向
(1)景品表示法の執行状況の現在
(2)景品表示法のトレンド分析
(3)最近の改正動向
2 景品表示法の目的と概要
(1)景品表示法の目的
(2)景品表示法の違反行為
(3)景品表示法の調査と違反した場合の措置
3 不当表示規制
(1)不当表示の判断方法
(2)打消し表示の実務
(3)不当な二重価格表示
(4)キャンペーン表示
(5)ゲームガチャ排出確率の表示
(6)キャンペーンの繰り返し・延長の表示
(7)ゲーム実況と不当表示
(8)ゲームのバナー広告と不当表示
(9)No.表示の動向
(10)ステマ
(11)アフィリエイト広告
(12)その他の事例
4 景品規制
(1)景品規制の判断方法
(2)景品類の基礎(ゲームアイテムの価格、ボリュームディスカウント、ログインボーナスetc.)
(3)取引附随性の解説(オープン懸賞の留意点etc.)
(4)コンプガチャと実務
(5)景品規制と資金決済法のオーバーラップ問題
■講演
染谷 隆明 弁護士 (池田・染谷法律事務所 代表パートナー)