2022/03/24

ゲーム実況におけるコミュニケーションとコミュニティ形成セミナーを開催

JOGAは青山学院大学総合文化政策学部助教の石川 ルジラット様をお招きし、ゲーム実況におけるコミュニケーションとコミュニティ形成を題材としたオンラインセミナーを開催しました。

 

■セミナー概要

これまでゲームは「遊び」のプラットフォームとして認識されていました。また、ゲームの世界観に夢中になり、社会から離れて「一人の世界」に入ってしまう恐れがあるというイメージがありました。しかし、近年ゲーム機をインターネットと接続することにより、コミュニケーションのプラットフォームとしての機能が以前より色濃くなってきました。

また、ソーシャルメディアの普及により、自らプレイした画面のスクリーンショットをSNSで共有することや、ゲーム実況者・配信者(ストリーマー)のようにプレイ中の画面を配信する人もいます。このように、より多くの人に見てもらい、同志の仲間やファンと交流し、広告等により収入を得えていることになります。「遊び」のみがゲームの中心だけにとどまらず、ゲーム実況者の「コミュニケーション」「コミュニティ」「職業化」も注目されるようになりました。

 

本セミナーは、米国の人気ゲーム『Among Us』のゲーム実況をケーススタディとして取り上げながら、現在のゲームの遊びとコミュニケーション機能、および、実況者の間のコミュニケーションとコミュニティの形成について吟味してお話しします。

 

■登壇者

石川 ルジラット(ギフト)

青山学院大学総合文化政策学部助教。

青山学院大学総合プロジェクト研究所「知財と社会問題研究所」所員。

タイのチュラロンコン大学コミュニケーション・アーツ学部マスコミュニケーション学科首席卒業。

2006年より国費留学生として来日。東京大学大学院情報学環・学際情報学府で修士号(2010年)・

博士号(2020年)取得。研究関心は、日本のポップカルチャー、創作文化、ファン研究、

ソーシャルメディア研究。これまでの研究は、同人誌即売会やニコニコ動画の歌い手を

研修対象として取り上げてきた。現在は、ゲーム実況やYouTuber等を対象に研究を拡大している